バレー

ワールドグランプリ終了。
9戦して2勝だからえばれる結果ではないが、五輪の叩き台ってのが見え見えだったので悲観することはないってのは前書いた。
気になった点をいくつか。
ひとつは序盤から乗れないことが多すぎたこと。
ロシアのガモアみたいな絶対君主的なプレイヤーがいるチームなら多少の遅れも取り戻せるだろうが、チーム力で勝負しなきゃいけない日本にとって、序盤に突き放され気持ちが切れミス連発という流れになったらもう終わりである。
大会通して、結構ありえないミスが見られたので、それを防止するためにも序盤からどんなにセコい形でもいいから点を取りたい。
ふたつめは、中盤で追いつきはするんだが、そのまま交わしきれない場面が多かったこと。
リズムを取り戻して5点差ぐらいを追いついたのに逆転するまでには到らず、結局5点差ぐらいでセットを取られるというのが物凄く目立った。
アジア最終予選までは追いついたらそのまま交わしきってしまう感じだったと記憶してるが。
突き抜ける意志がないというのは闘いの場において結構不味いことだと思う。
これも「この大会における勝利」に対するモチベーションがいつもより高くなかったことが影響してると思うから、本番になれば大丈夫だとは思うんだけど。


終わってから時間たつといまいち書きたかったことを覚えてないのう。
で、ここまでの試合を見て、ベストのスタメンを考えてみた。


セッター:竹下佳江
まあ順当に。辻さんだとやっぱり拾えるボールの幅が狭くなるし、アタックへのトスのタイミングも、みんな竹下のほうが打ちやすそう。
リベロ成田郁久美
この人しかいないしね。足首を痛めてるそうなので気をつけて欲しい。
センター:吉原知子
ワールドグランプリ通してあまり目立たなかったが、それはあまりにも調子が良すぎて、やるプレイのほぼ全てが完璧だったから。
ミスらしいミスもほとんどなく、存在感がチームの雰囲気と完全に一体化してる印象だった。
ここにきて選手生活の最盛期を迎えたんじゃないかとも思わせる。全日本の魂。
センター:大友愛
身体能力高すぎ。この人の最高時のワイド、クイックは、誰をもってしても止められない気がする。
ブロックもあるし、スタメンという意味で欠かせないと思う。
ライト:高橋みゆき
もともとレフト屋さんだが、何でも屋さんのこの人にはライトがはまり役な気もする。
コート内で流れを変えるプレーを出来る選手として、スタメンに欠かせないかと。スタミナもあるし。
レフト:栗原恵
大一番前に伸び悩んでる感あるが、安定感が増したとも取れる。レシーブ力考えると大山よりスタメンとしてはこっち。
決してオレが長く見ていたいからではないw
レフト:木村沙織
サーブもレシーブもブロックもアタックも、あらゆるプレイが効果的な万能プレーヤー。
体力的に不安もあるが、この安定感はスタメンでこそだと思う。


まず、ポジションの知識が付け焼刃なので間違ってたらごめんなさいm(_ _)m
以上の選出は
「コートにいながら流れを変えられるワンプレイが出来る」
ってのと
「レシーブに強い万能選手」
ってのを主に意識してみた。
前者に当てはまるのは、特に大友、高橋。
後者はほぼ全員に共通。
センター落選の杉山は、やはり上の二人に比べてワイド攻撃の入りかたがワンテンポ遅い。
攻撃よりも、ここぞってときにブロックで投入してやると、流れを変えるだけのブロックセンスがあるので面白いと思う。
大山はもう、スタメンとしてだとブロックとレシーブがまだしんどいw
使い詰めると少しずつモチベーションが空回っていくタイプだし、それよりはベンチで気持ちを高めさせておいて、ここ一番で投入がベストだと思う。
この人が入っただけで雰囲気が全く変わるし、一本決めたらもう追いついたようなテンションにまでなる。この才能は本当に凄い。
これだけ破壊力のある選手なんだから、その力を変に分散させるよりは一点集中のほうが効果的かなと。
佐々木のレオ様は、韓国戦ならむしろスタメンでw
この人も途中投入で流れを変えられる人だからスタメンから外してみました。


まあ実はこのメンバーはアジア最終予選でよく見かけた布陣なんですけどねw
とにもかくにも本番が楽しみです。頑張って欲しいなあ。気持ちの乗った試合を是非。