中学受験に見る連勝馬の法則

上で書いた1番気になっていた生徒。
どんな子かと言えば、外見はだいぶヤンチャな、けれども中身はかなりの小心者である♀。
能力はかなりのものだが、精神構造は不安定で完璧主義者。
もうS系ど真ん中という感じw
成績に波があるタイプでハマれば凄いが、変なミスでまったく能力を出し切れないことも多々。
最近ではストレスから吐いてしまうこともあったようだ。
んでまあそういう子だったから、正直一月の滑り止めは絶対ポカすると思っていた。
絶対受かるはずのとこをどこか落とすんじゃないかと。
しかしなんか一つ目が始まって逆に変なスイッチが入っちゃったようで、一週間のうちに受けた4校は全勝してしまったのだ。
どんな感じで受けたかと言えば、未勝利→500万下→1000万下→1600万下を全部中二、三週で勝ってしまうイメージw
最初に言ったように安定感のある子ではなかったので、連荘期キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!!!と思ったのは想像に難くないでしょうw
しかし連荘期だと気付いた後に恐ろしいことにも気付いたわけですよ。
一月の最後に受けた日から本命まで約二週間間隔が空いたわけです。わけわけ。
つまり競馬で言えば1600万勝ってOP入りした後に休養して、休み明けで重賞走るようなもんですよ。
お分かりでしょうか。
これ休み明けでコケる典型的なパターンですよね?w
そして実際、彼女は2月1日の本命に敗れてしまいました。
ただ翌日の第二志望に受かり、さらに次の日のもう少し楽なところは落ちてしまいまして。
まあ不振期に突入せず交互のリズムで留まったあたり、能力の高さが伺えました。
それはどうでもいい話かw


とまあ、リズムが途切れる「リズムチェンジ」というのは、げにまっこと恐ろしい現象なんだなあと肌で実感しましたよ。
ましてやそれで格上戦となったら、人間に置き換えれば悲しいほど中途半端な精神状態で臨まなければいけない状況です。
一月の後半に一回どっか使って「リズムリセット」してやればよかったのかなあと本気で思ってしまうオレは馬鹿ですか?


教訓:
充実期後の休養明けはよくない。格上戦ならなおさら。間隔が中途半端だと、変に自信が残っていてなおさらよくなさそう。いっそ長期休養なら多少は。