今更ですが

月曜のオーストラリア戦はバイト後速攻で帰宅してちゃんと見てました。
代表戦は普段サッカーと関わりがなくてもこのくらいのテンションで見ていいでしょ。
まあ凹みましたよね。
日本人の負け方としてあってはいけない負け方だったと。
ただそれ以上に気に入らなかったのが
「大黒をもっと早く投入すれば」
とか
「柳沢がうんこだった」
とか
所謂ジーコの采配批判だったり選手個人の出来どうこうの批評だったり。
正直そんな小手先の部分をどうにかして何とかなる試合には見えませんでした。
もちろんそういう意見が間違ってるとは全然思いません。
ただそういうミクロ要素の変更というのは、メリットもあるだろうけどその引き換えにデメリットも出てくると思うわけです。
そうじゃなくてもっとマクロ的な話を出来ないのかと。
日本はC系です。
強い相手にもそこそこ食らい付けるが、かといって格下に楽勝するわけじゃない。
よく言えば勝負強く、悪く言えば精神力に左右される部分が非常に大きい。
本番前最後の試合になったマルタ戦なんて持ち出すまでもなく、今まで散々そういう結果を残してきたじゃないですか。
なんであの試合のあとに本番不安みたいな話が出てくるのか、オレには全く感じられませんでした。
まあ理解は出来ますけどね。
勝負事をただのパワーゲームとしか捉えないのであればそりゃ不安でしょうけど。
話を戻すと、だから接戦勝ちしたマルタ戦はステップとしては悪くないものに見えました。
格下を突き放せなかったことで気持ちを引き締め、なおかつ勝利で気持ちが高揚する。
そういう風に見えました。
でも実際はどうやら違ったようです。
オーストラリア戦に臨む前、中田(だけじゃない気がする)のインタビューで「自分たちのサッカーが出来れば勝てる」みたいなことが述べられていました。
今思い返せばこれが敗因なんでしょう。
いつから日本はブラジルになったんですか?
対戦相手との関係性、今まで自分たちが消化してきた試合の流れ、それを全く無視して「次の試合のその場で突然自分たちのサッカー」?
そんな考えは日本のサッカーの真逆でしょう。
競り合わなければ良さが出ないんですから。
自分のスタイルをいかに相手を組しやすいパターンに合わせるか。
大外から一気に来る馬が敵ならその馬をマークして最後にちょっと抜け出す。
他が皆速い上がりを使えないならしぶとさを生かして先に抜け出して粘りこむ。
競馬ならいろんな狙い方があるでしょう。
まあもう飽きてきたのでこのへんで終わりますが、まだ2戦あります。
そして節目割りのタイミングでしょう。
巻き返せるかが疑問ですが、システム変更と加地復帰で鮮度も保てるはず。
何とかしてくださいな。